2014年11月26日水曜日

バンドやろうぜ!① 〜ウインナー篇〜

「ちょっと。ストップ!」
シャウエッセンは叫び、演奏を止めさせた。

明日はライブだ。
最後のバンド練習をするためにスタジオに集まるウインナー達。
シャウエッセンはギターの音色に違和感を感じた。

「森の薫り、おまえ練習してんのか?」
シャウエッセンは、ギターの森の薫りに詰め寄る。
「し、してるよ」
森の薫りは、シャウエッセンの顔を見ようとしない。
「全然、出来てねえじゃねえか。ギターソロ全然美味くねえ。そんなじゃ誰も俺たちを食べてくれねえよ!もっとジューシーに肉汁あふれる演奏しろよ!」
シャウエッセンは、怒りで茹でウインナーになりかけている。
ベースのアルトバイエルンとドラムの味わい造りが息を飲んで見守る。
「俺…」
森に薫りの目に涙が浮かぶ。
「俺…ギター嫌だ。ヴォーカルやらせてくれ!」
「またその話しか。それはダメだ」
即答するシャウエッセン。
「なんでだよ!お前ばっかずるいぞ!お前ばっか目立ってよお。結局俺たちががんばったってスーパーの店頭に並ぶのはお前だけじゃないか!」
「お前だって結構並んでるだろ!」
「ふざけんなよ…俺、森の薫りはいつも二番目だ。お前と比べられて、値段下げられて
2つセットで売られてる身になってみろ!!」
森の薫りは、泣き叫びながらシャウエッセンに殴り掛かった。
「喧嘩するなよ!」
ドラムの味わい造りが二人の間に入る。
「るせえ!離せ!」
「ギターを弾けっ!」
二人の喧嘩は収まらない。すると、それまで黙っていたベースのアルトバイエルンが
「皆、いい加減にしろ!」
と震えながら叫び、背負っていたジャズベースをそっと床に置いた。
アルトバイエルンが大きな声を出すことは珍しいので、三人ともハッとして喧嘩を止めた。
「いい加減にしろぃ…喧嘩する暇あったら練習しろ…明日の対バン誰か知ってんのかよ?
ハムだぞ!俺たちぜってえハムなんかに負けねえってやってきたけど最近、あいつら人気出て来てるの知ってるよな?聞いた話だと、ハム…あいつら今度のCDでチーズさんとフューチャリングするらしいぜ」
話しを聞いていた三人の顔色が青くなった。
「嘘だろ!チーズさん、俺たちとのコラボは断ったのに!」
「マジか…やべえ」
「客を取られるな」

「俺たちに、出来るのは熱い演奏だけだろ? 森の薫り、お前の気持ちはわかる。でもお客はシャウの甘い声聞きてぇんだよ。だけどな。お前のギターじゃなきゃそれも引き立たねえ。俺たちは、単品でも十分イケる。てことは4種類集まれば無敵だ!」

スタジオ中にウインナー達の熱気が集まりよりスモークされた。



2014年11月25日火曜日

幽霊会議⑥

神さまが落としてしまったもう一つのおにぎりは、真っ逆さまに落ちてゆき
立ち往生していたタカシの車のボンネットに「ずごん!」とぶちあたった。

「ぎゃああ!」
タカシは心臓が破裂しそうなほど驚いた。

誰だ? こんな所で怪奇現象とか…マジで勘弁してくれ!

タカシは震える手でやっとのことエンジンをかけ、元来た道を車を走らせた。
そして、憔悴しきった様子で典子がいるキャンプ場へ戻ってきた。
典子は、すっかり小さくなっていた炎のそばに座り、小さい木の葉を拾っては炎の中に投げ入れていた。

「典子…ごめん。俺が悪かった」

タカシは典子の隣にこしをおろす。
典子はぷいと立ち上がると車の方へ行ってしまった。
しばらくの沈黙の後、典子が声をあげた。
「やだ…タカシ…おにぎり買ってきてくれたんじゃない」
典子はボンネットにめり込んだおにぎりを嬉しそうに取り出した。

「なんだって?」
タカシが典子の元に駆け寄ると典子はおにぎりを高らかに手にしている。
「タカシ、ごめんね。私、ワガママだよね…でも私のために…おにぎり買ってきてくれたんだね」
「本当だ…」
「ん?」
「いや…うん…そうだね。おにぎりだ」

タカシは典子をそっと抱きしめた。そして、優雅におにぎりを火に焼べた。
二人は、チークダンスを踊りながら再び焚き火の近くに戻った。

それを、空から全員が見ていた。

「いいわけ?あれ、あんたの元彼でしょ?」
と黒装束女が久美子に言った。
「あんたの元彼。マジでしょうもないわね!」
お姉さんも呆れている。
「彼氏さんですか? 僕、何かよくないことしてしまったかな?」
神さまは、涙目で久美子を見ている。
「い、いえ!そんなそんな!全然大丈夫なんで、気になさらないでください!」
久美子は、元彼、タカシのことより神さまがこんな近くにいることで心臓が動きだしてしまいそうだった。
「そうだよ〜。神さまのせいで久美子の彼氏、彼女と仲直りしちゃったじゃん!」
お姉さんが神さまをこずく。
「わざわざ、見なくていい場面よね」
黒装束女も久美子に同情してくれた。
「久美子、落ち込んでんじゃん!神さま、責任取ってあげなよね!」
お姉さんが神さまの肩をばしばしと叩く。
「うう〜。ご、ごめんなさい。ど、どうしよう。僕、どうしたらいいですかね?」
神さまはがっくりとうな垂れる。
久美子は、もう完全に神さまに恋をしてしまった。元彼のことなど心底どうでもよかった。
「あ、あ、あの…もういいですから…」
お姉さんが久美子の口を塞ぐ。
「ビールでもおごってやんなよ〜」
神様は申し訳なさそうに頭を下げ
「もちろんです〜。いくらでもおごります〜」
とポケットからゴヤールの長財布を取り出した。
「え!そんな!いいです!」
「いいって。神さまお金持ってんだからおごってもらいなよ!今日はもういいから」
とお姉さんは、久美子の背中から米俵を受け取った。
「いいんですか?」
「もちろんですよ。じゃあ、行きましょうか?」
「あ!はい!!」
「この辺にオシャレなカフェが二軒ありますので…スイーツが充実している方にいきましょうか…」
「はい!」

久美子は、甘い恋の予感を体中で感じていた。

天国で天国気分。最高だわ!

その頃、焚き火の周りでチークダンスを踊る久美子の元彼、タカシと彼女も
幸せそうであった。


裸のおにぎりは、黒く焦げていき誰も気がつかなかった。



おしまい




2014年11月14日金曜日

告知

11/15(今日中くらいですっ!)申し込み締め切り miamiパーカー2014を受注販売いたします。詳しくはこちら

11/24(月祝) 文学フリマに出展します (いつも私一人で)
販売物は小説「東京サブカルチャー線を作った男たち」小説「呪いのムック本」に加えて、知る人ぞ知る中の知る人ぞ知る「びろーんくま」の漫画を作って持っていく予定です。このびろーんくまというのは、miamiの我が相方であるかじやあいさんが書いているキャラクターです。今までmiamiのフライヤーや様々なグッズとして登場してきましたが今回、私がストーリーを考えて漫画にしてもらいました。シュールでメルヘンチックな世界に仕上がっています。この三作品を販売予定です。
(各¥500)

12/6 (土) BEATNIK at 喫茶SMiLE 
こちらのイベントに出演させていただきます。いつもお世話になっているdiscoさんに呼んでいただきました。盛り上がる瞬間しかないイベント、私たちもがんばります!!
チケットのお取り置きシステムはございませんので、ふらりと遊びにいらしてください。

ゆるめるモ!の曲でいつもお世話になっているハシダカズマさんの主催するイベントに呼んでいただきました。たくさん出演者さんがいるのでたくさん楽しい!!

12/14(日) miami展〜朗読と展示〜(通常のライブはありません)
吉祥寺YORUにて、12:00~19:00まで。エントランスフリーですのでお気軽に遊びにいらしてください。15:00からは朗読会がございます(こちらに参加される場合のみ、ジャムティー、おやつ付¥1000)朗読会のご予約はmiamikaikai@gmail.com まで。
miamiグッズやmiamiコンフィチュールの販売。
過去のライブ写真や謎の展示物がございます。

12/15(月) 『TOKYO SANCTUARY vol.1』at @渋谷gee-ge
18:30/19:00 ¥2300/¥2500(+1D)《出演》BELLRING少女ハート、まがりかど、タグチハナ、miami
作詞家トークショーなどで大変お世話になっているライターの津田さんのイベントです!こちらは、チケットが完売しております。当日、お会いできる方は一緒に楽しみましょう!
よろしくお願いいたします!




2014年10月29日水曜日

miami パーカー2014 受注販売予約しています!

※ボディを変更いたしました。


平素より大変お世話になっております!

miamiだよ〜〜
パーカー作ります〜〜
パーカー好きの皆、あちゅまれ〜〜〜〜!!!
↓イメージです↓

グレー地に、赤文字(サーフィンしてる人部分は黄色)になります。
先日発売したTシャツと同じデザインです(miami部分が波うっています)
(写真はTシャツです)


サイズなどは↓


【厚さ】
10.0oz
サイズ
S
M
L
XL
XXL
身丈
62
66
70
75
80
身幅
52
55
58
63
68
肩幅
44
48
52
55
58
袖丈
56
60
61
62
63

こちらを参考になさってください。

※ジップアップパーカーの真ん中に印刷する大胆情熱的なスタイルになっております。多少のズレが生じる場合がございます。価格は¥6000(XXLのみ¥6500)となっております。12月頭くらいに出来上がる予定です。

締め切りは11月15日中です。よろしくお願いいたします。


お渡し方法などは、また後ほどお知らせさせていただきます。
別途、配送料がかからないようにしたいと思っています。

miamikaikai@gmail.com まで、お名前、サイズ、枚数をご連絡ください。


よろしくお願いいたします。

SHOP miami










2014年9月11日木曜日

幽霊会議⑤

「おーい!喧嘩はやめなさい!」
神さまが、一声出すとその場にいた全員が喧嘩をやめて
神さまの元に集まった。

すごい。さすが神さまだわ…。初めてお会いしたけど…か、かっこいい!

久美子は感激した。
神さまは、白い半袖Tシャツにカーキ色でゆったりめの麻のパンツをラフに履きこなしていた。浅野忠信さんみたいと久美子は頬を赤らめた。無精髭なんか生えてるのに甘い香りがする…

「なんだよー? 何、揉めてんの?」

「この人たちがおにぎり屋を作るのをじゃまするんです!」
お姉さんは、髪の毛をぐちゃぐちゃにされたまま神様に訴えた。
黒装束女もお姉さんを押しのけて神様に訴える
「こいつぅ。一人で勝手なことしてんだ!幽霊の秩序を著しく乱してんだよ!」

「おにぎり?」
神さまは、眉毛をぴくっと動かした。

「いいじゃん?」
お姉さんの顔はパァっと明るくなる。

「ありがとうございます!」

「うん。今、食べられる?」

「え!あ、はい!」

「やったー」
と神さまが喜ぶと、黒装束軍団が引き連れてきた雲がもくもくと椅子とテーブルに
変身した。

お姉さんと久美子は腕まくりをして準備にとりかかる。その様子を黒装束軍団は悔しそうに見ている。

最初のお客さんが神さまなんて幸先いい。
二人は緊張と興奮で手が震えた。

「二つね」

「はいィ!かしこまりィましたァァ!」

お姉さんが慣れた手つきで塩むすびを握っている間、久美子は海苔を適当な大きさに切り

「海苔はサービスです!お好きなだけおにぎりに巻いてください!」

とテーブルに置いた。

続いてお姉さんがおにぎりを持ってきた。

「お待たせいたしました!」
お姉さんの結んだ三角のおむすびは、テーブルの上でキラキラと輝いた。

「うおー!美味しそう」
神さまは、おにぎりを一つ手に取り米が見えなくなるまで海苔を巻いた。
そして、
「ほら。君も機嫌なおしてさ。黒が好きなんだね」
と黒装束女に近づいた。そして、女のおでこに三角の海苔結びを当て
「似合うよ〜〜」
とおちゃらけ、その場にいた全員のハートを打ち抜いた。

「あ、あ、あ」

黒装束女は、言葉にならず真っ赤な顔で海苔ぬすびを受け取った。

「そんで、白い方のおにぎりは…」
といいながら神さまはテーブルの上のもう一つのおにぎりを掴もうとした。

その瞬間、風がなびいて雲のテーブルが傾いた。

「ああ!」

みるみるうちに白いおにぎりは、空の下に落ちていった。

「ごめんなさい。白いのは君たちにあげようと思ったのに…」
とお姉さんと久美子を見た。

「いいいいいいいいいいいですいいですいいです!!!」
二人はずぶ濡れのブルドッグほど顔を振った。
「また、作ればいいんですから!」

「ううう。オレってドジだな。最初のおにぎり食べてもらって仲直りしてもらおうと思ったのに…」

神さまががっくりとうな垂れると、

「仲なおりしますします!」
と黒装束女が飛んできた。
「ホントォ?」
神さまがうっすら涙ぐむと
「本当です!ほら!」
と黒装束女とお姉さんは笑顔で抱き合った。
「もう、喧嘩しないでね」

「はいィィィィ!」

その場にいた全員が声高く叫んだ。

2014年9月5日金曜日

幽霊会議④

雨雲がどんどん近づいてくると、それは雨雲ではなく白い雲の中に黒装束を纏った女の人達が埋もれているのだった。

久美子とお姉さんの前にやってくると、女の人達は、雲からふわっと離れた。

「あんた。マジでウザいんだけど」

黒装束軍団の、総長がお姉さんに掴み掛からんばかりに近づいた。

久美子は、驚いた。

あんな色の装束…どこで売ってるの!?私が、ハンズに買いに行った時には売ってなかったよ!かっこいい…。あんな、黒装束で脅かされたらどんな人間だってイチコロね…。

「あんたこそ、いつも私のじゃまをして何なのさ?」

お姉さんも負けていない。黒装束女の肩を乱暴に突いた。

「何すんだよ!このやろう!」

黒装束女が金切り声をあげ、チーターのように牙をむき出したのを合図に
周りの黒装束軍団がお姉さんを囲み、殴りかかった。

「なんでよっ!なんでっおにぎり作っちゃいけないのよっ!」
お姉さんは、泣きながら黒装束軍団に掴み掛かる。
空は、大変な騒ぎになってしまった。

久美子は携帯電話を取り出した。

この場を収めてくれる人を呼ばなくちゃ…誰…誰を呼べばいいの…

携帯電話の連絡先を震える指で触る。

そして、『神さま』の電話番号で指が止まる。

神さま!に電話していいのかな!

携帯電話を登録した時に、デフォルトで神様の連絡先が登録されている。
しかし、友達ではないのでこちらから連絡することはない。
よほどのことがない限り…

「今がよほどのことよ!えい!」

久美子は思い切って神さまに電話をかけた。








2014年8月28日木曜日

幽霊会議③

「おまえらみたいな小娘に、おらの大事な米はやらん!」
新潟の米農家、友蔵は空に向かって怒鳴った。

「お願いします!霊感が強い農家さんてなかなか居ないんです!」

「絶対、おいしいおにぎり作りますから!」

久美子とお姉さんは、頭を下げた。
お姉さんは、やっと霊感の強い米農家を見つけた。
幽霊が、農家と契約するのは至難の技だ。
このチャンス、逃すわけにはいかない。
霊界でも、おいしいおにぎりを食べれるようにしたい。
そんなお姉さんの熱い気持ちに、久美子は感動していた。
こっちに、来たら人(彼氏)を脅かそうということしか考えなかった自分が恥ずかしい
とさえ思った。

「お願いします!」

お姉さんと一緒に、頭を下げた。

「友蔵さんのお友達にも、絶対届けますから」

お姉さんのこの一言が響いたのか、友蔵はお姉さんと契約をしてくれることになった。

「お前さんたち、おかしいよな」
麦茶を飲みながら、友蔵はつぶやいた。
「勝手に、持っていけるのによ」
「そんなことしたら、私たちの評判が下がるわ。私、嫌なんです。勝手に人の物動かしたり、暗闇で待ち伏せしたり…でも、皆、このおにぎりを食べればきっと改心すると思う」
「ふむ」
「友蔵さん!ありがとう!きっとおいしいおにぎり作りますから」
「はいよ。気をつけて」

久美子とお姉さんは、大量の米俵を抱えながら新潟を去った。

「よかったですね、きっと、おいしいおにぎり出来ますね!」
久美子がお姉さんの顔を見ると、お姉さんは思いのほか厳しい表情をしていた。
「これからが大変よ。ほら、みてごらん!」
お姉さんの視線の先に、雨雲が立ちこめていた。雨雲はものすごい勢いで久美子たちの方へ向かってくる。
「あいつら…、いつもじゃましやがって。やるしかないわ…」
お姉さんは、米俵をひゅんっと頭に乗せ、両手をぶるぶるっと震わせた。

喧嘩が始まる。久美子は直感した。








2014年8月22日金曜日

幽霊会議②

この燃えたぎる炎のように人を好きになりたい。

典子は、目の前の焚き火にまた一つ薪を焼べた。
すると炎はまた少し、天に延びた。

「私たち、もう別れない?」
タカシは、驚いて典子を見た。
「え?何で?」
「ダメだと思う…私達…価値感が違うんだと思うわ…」

タカシは、手に持っていた細い枯れ枝をぐっと握りしめた。
「…焼きおにぎりのこと…まだ怒ってるのか?」
先ほど、二人は喧嘩をした。
タカシは典子が、典子はタカシが塩むすびを持ってきていると思い込んでいた。
キャンプのクライマックスは焚き火で作る焼きおにぎりだったのだ。

「そんな…じゃあ、今からコンビニ行っておにぎり買ってくるよ」
「こんな山奥にコンビニがあるわけないでしょう」
「でも…俺がおにぎり忘れたから…ていうか俺は典子が持ってきてくれるかと思っていたわけだけれども…つーか…そんなことで別れるとかいうなよ!」
タカシは、枯れ枝を炎の中に投げつけた。

「大きい声出さないでよ。タカシっていつもそう!野蛮なのよ!」
「なんだよ!野外でキャンプしようって奴が野蛮じゃなくてどうするんだよ。くそ!」
二人の声が暗い山にこだまする。
「そうだよ。俺は野蛮だ!もう典子の好みの草食系男子は金輪際お断りだ!このくそ暑い真夏に長袖Tシャツ着てられっか!」
タカシは着ていた長袖を脱ぎすてて焚き火の中へ投げ込んだ。
「ちょっと!私があげたセントジョームスのボーダーTシャツに何するの!最悪…最悪よ」
典子は泣き出した。
「んだよっ。泣くなよ!ちょっと車でおにぎり買ってくるからさ!」
典子は顔を覆って泣いており、タカシの方を見もしない。

タカシは上半身裸で、車に乗った。

コンビニなんかなかったけど、車を走らせた。


夜の山道は真っ暗だ。
車のヘッドライトの明かりの先の暗闇はいつまで続くのか、タカシにはわからなかった。

気がつくと道が二股に別れていた。

タカシは、車を止めた。

おかしい。来た時は一本道だったはずだ。
なんだか、嫌な予感がした。

タカシは手にじっとりと汗をかいた。










2014年8月7日木曜日

幽霊会議①

久美子は5年の修行を終えた。

あとは、タカシに復讐するだけだ。

天上界ハンズで購入したおばけのコスプレを着て、夜道で待ち伏せだ。
おばけのコスプレは、クオリティによって値段が違った。
お金が無いので安いのを購入したが暗いからあまり気がつかれないはずだ。

白装束に着替え、まだ夕暮れの虎ノ門ヒルズ上空をふわふわと浮いていると
知り合いのお姉さんが新橋方面からふわ〜とやってきた。

「あれ。あんた久しぶり。何その格好?」
お姉さんは、いぶかしそうな声を出した。
「彼氏を怖がらせてやろうと思い、怖がられそうな態度、声を学べるセミナーに通ってました」
「へえ」
お姉さんは何となく機嫌が良くなさそうだ。
「えっと…。生前つきあっていた彼氏が、私がこっちきたら三ヶ月で新しい彼女作ったんですよ。呪ってやろうと思いまして…」
「あんた。そんなことしてどうすんのさ」
「え。でもセミナーも5年もいったし…幽霊ってそういうものではないのですか?」
お姉さんは前髪をかきあげながら、ため息をついた。
「あんたみたいのが、いるからいつまでも私たちは『怖い』って言われるんだよ…それに新しい女作られたくらいで呪うとか、マジ、メンタル弱すぎるんだよ」
久美子はショックを受けた。
こっちの世界の人は、大抵、自分のように幽霊塾に通い卒業したら実地に出るのが通常だと思っていた。
恨みがないものは、お花畑でお釈迦様とジェンカをする。
「そんな…。だって…タカシ…あんなに泣いてたのに…しかも、私の親友と…」
久美子の目から涙が溢れた。
呪うなんてバカバカしいと自分でも薄々感じていたのだ。
でも、タカシが自分を忘れてしまっているのではと不安だったのだ。
「私、呪うのやめます!」
久美子は勢いよく白装束の帯を引っ張った。
「そうそう。そんな服あんたに似合わないよ!ほらこれ食べな」
お姉さんは、久美子におにぎりを渡した。

「美味しい!」
「でしょ?私、おにぎり屋さん始めるつもりよ。あんたも手伝いな!」







2014年8月6日水曜日

メロンVSレモン

果肉→メロン(美味しい)レモン(すっぱい)
ジュース→メロン(美味しい)レモン(すっぱい)
果汁をからあげに→メロン(まずい)レモン(美味しい)






2014年7月30日水曜日

のびるのににぶる

草が。
雑草が。
上ではなく、横に生えてきました。庭。

抜こうとしたら、抜けませんでした。
のこぎりが必要。

私の悪いくせで、というか日常なのですが
精神世界に響く書物を読みすぎてやばいです。

音楽は消費されるのかとかよく問題になるけど、
どういう意味なのかな…
作る側としては、自分の作る物は自分を裏切らないと思いますので。
でも、聞いている人は「飽きたな」とBOOK OFFに売ったりするから
そういった際に「消費された」と感じるのかな?
何か違うかしら?

でも、そうならば一度聞いただけで気持ちに残るような音楽作ろうっと。


2014年6月12日木曜日

パプコン

シカゴでギャレットポプコン買った。


これ、美味しい。

シカゴ滞在中、何度も購入しました。
うう〜ん。シカゴ最高だった。
アメリカ、また行きたいな。
シカゴって、税金が高いのですがその分治安がいいんだって〜〜

風俗とか無いらしいです。

先日、渋谷を歩いていたら売っていたので思わず購入。
「サムライブルーのバージョンなんですよ〜」
と言われ、生まれて初めてサッカーに関わりました。
やっぱり美味しい〜〜




今度はポートランド行きたいなと思っていたら
雑誌 ポパイに特集が!
ということは、オシャレな町なのですかね…








6月14日(土)15日(日)
 吉祥寺YORUにて行われる即売会「たぶん本棚」にて小林愛の小説とmiamiのCDを販売させていただきます。入場無料13時〜19時 (15日は、17時頃に撤収してしまいます)

6月15日(日)
 南青山ルナにて『百万人の音楽変格活用 vol.2』《出演》※カッコ内は作詞を手がけたアイドル→ ヤマモトショウ(寺嶋由芙)、小林 愛(ゆるめるモ!)、金子麻友美(Nゼロ)、つるうちはな(Chaki ex.SDN48)
アイドルさんに作詞をすることについてのトークショーみたいです。

6月29日(日)7月5日(土)6日(日)
 「東京地下鉄サブカルチャー線を作った男たち」発売記念朗読会&miamiミニライブ
場所 渋谷guest
時間 18:30会場 19:00開演 
料金 ¥2000+ドリンク代
予約フォーム https://www.form-answer.com/applications/TYRWD

※2014/04/29 松本 Give me little more にて行われたmiamiライブDVDを先行販売予定です。お楽しみブッ­クレット付き¥2500 DVD-R作品














2014年6月9日月曜日

おすすめまんじゅう

伊豆にて。




でも、ちがう種類のまんじゅうのが美味しかったかもしれない。



果物中の糖分が多いと「素晴しい」という風潮がありますが
ケーキには、こんなに砂糖が入っていますというのと何が違うのかな。

糖分をとりすぎると、身体がだるくなって元気がなくなるんだよ。






6月14日(土)15日(日)
 吉祥寺YORUにて行われる即売会「たぶん本棚」にて小林愛の小説とmiamiのCDを販売させていただきます。入場無料13時〜19時 (15日は、17時頃に撤収してしまいます)

6月15日(日)
 南青山ルナにて『百万人の音楽変格活用 vol.2』《出演》※カッコ内は作詞を手がけたアイドル→ ヤマモトショウ(寺嶋由芙)、小林 愛(ゆるめるモ!)、金子麻友美(Nゼロ)、つるうちはな(Chaki ex.SDN48)
アイドルさんに作詞をすることについてのトークショーみたいです。

6月29日(日)7月5日(土)6日(日)
 「東京地下鉄サブカルチャー線を作った男たち」発売記念朗読会&miamiミニライブ
場所 渋谷guest
時間 18:30会場 19:00開演 
料金 ¥2000+ドリンク代
予約フォーム https://www.form-answer.com/applications/TYRWD

※2014/04/29 松本 Give me little more にて行われたmiamiライブDVDを先行販売予定です。お楽しみブッ­クレット付き¥2500 DVD-R作品





2014年6月8日日曜日

鞄問題


女性ってなんでか鞄ばかり買うよね〜〜
外出る準備ばかりしていたいのかな


プレゼント風の




6月 7月 の予定

6月14日(土)15日(日)
 吉祥寺YORUにて行われる即売会「たぶん本棚」にて小林愛の小説とmiamiのCDを販売させていただきます。入場無料13時〜19時 (15日は、17時頃に撤収してしまいます)

6月15日(日)
 南青山ルナにて『百万人の音楽変格活用 vol.2』《出演》※カッコ内は作詞を手がけたアイドル→ ヤマモトショウ(寺嶋由芙)、小林 愛(ゆるめるモ!)、金子麻友美(Nゼロ)、つるうちはな(Chaki ex.SDN48)
アイドルさんに作詞をすることについてのトークショーみたいです。

6月29日(日)7月5日(土)6日(日)
 「東京地下鉄サブカルチャー線を作った男たち」発売記念朗読会&miamiミニライブ
場所 渋谷guest
時間 18:30会場 19:00開演 
料金 ¥2000+ドリンク代
予約フォーム https://www.form-answer.com/applications/TYRWD

※2014/04/29 松本 Give me little more にて行われたmiamiライブDVDを先行販売予定です。お楽しみブッ­クレット付き¥2500 DVD-R作品


ぜひ、遊びにいらしてください〜☆ 

2014年6月7日土曜日

つゆ

そうめんのつゆに、レモン汁をたらしてみてください。

かなりのパーセンテージで最高に美味しいです。

得意料理を、にくじゃがって言う。

にくじゃがは、誰が作ってもかなりのパーセンテージで美味しくできます。



ミロコマチコさん、製作しながら「いいよ〜かわいい!」と自分の作品に声をかけながら
作るそうです。
最高。

私は、そうでもないので…



2014年6月5日木曜日

6月 7月 の予定

6月14日(土)15日(日)
 吉祥寺YORUにて行われる即売会「たぶん本棚」にて小林愛の小説とmiamiのCDを販売させていただきます。入場無料13時〜19時 (15日は、17時頃に撤収してしまいます)

6月15日(日)
 南青山ルナにて『百万人の音楽変格活用 vol.2』《出演》※カッコ内は作詞を手がけたアイドル→ ヤマモトショウ(寺嶋由芙)、小林 愛(ゆるめるモ!)、金子麻友美(Nゼロ)、つるうちはな(Chaki ex.SDN48)
アイドルさんに作詞をすることについてのトークショーみたいです。

6月29日(日)7月5日(土)6日(日)
 「東京地下鉄サブカルチャー線を作った男たち」発売記念朗読会&miamiミニライブ
場所 渋谷guest
時間 18:30会場 19:00開演 
料金 ¥2000+ドリンク代
予約フォーム https://www.form-answer.com/applications/TYRWD

※2014/04/29 松本 Give me little more にて行われたmiamiライブDVDを先行販売予定です。お楽しみブッ­クレット付き¥2500 DVD-R作品


ぜひ、遊びにいらしてください〜☆

2014年6月2日月曜日

私の話、これでおしまいの話

歌詞の話

ゆるめるモ!さんというアイドルに歌詞を書かせていただいているのですが
その中の1曲で「私の話、これでおしまい」という作品があります。

この曲はHONDALADYさんの「愚仮面」という曲のアレンジ、歌詞違いとなっております。ということで、曲と歌詞がある状態から歌詞を書くという異例の作品作りでした。
きっと両方の曲を聞く人もいるだろうし、何か仕掛けがあると楽しいかな?と思いまして
一番最後の「傷ついてる」は一緒にさせていただいて、そこから物語を考えました。
この世の中には、たくさんの人の色んな種類の「傷ついてる」があることだし。

あと、主語を自由に設定出来る文章を入れてみましたので今は今の気分で聞いていただいて10年後くらいに聞き直していただきましたらきっとまた違う意味になると思います。
あなたが後退したり成長したりするのであれば、私の歌詞も一緒にお供いたしたいなと思って歌詞書きました〜。



ゆるめるモ!さん、この度は3枚目のミニアルバム発売おめでとうございます



♡♡♡
miamiのライブDVD発売します。
6/29 7/5 7/6に渋谷guestにて行われるひどもやま朗読会&miamiミニライブにて先行発売します。ぜひ遊びにいらしてください〜。一応、小説「東京地下鉄サブカルチャー線を作った男たち」の発売記念朗読会です。もちろん買えます〜。
予約フォーム作ったよ〜






2014年5月16日金曜日

伝説の少女

「くそだるい。マジでくそ」と少女は森で悪態をついた。

くっそー、重すぎなんだよ。
この斧は。
もうマジで無理だから。

と担いでいた斧を道に乱暴に降ろす。

そして、スカートのポケットから携帯電話をとりだした。
シュッシュッとスマートフォンを巧みにあやつり写真モードにし、
携帯電話に映る自分を見ながら前髪をなおしてから自分の姿を写真に撮った。

それから、斧が包まれている風呂敷をグッと引っ張りむき出しになった金色の斧の写真も撮り、その写真をtwitterのアプリを起動させ森の中で発言を更新した。

『疲れたよー><』

少女はそのまま適当な切り株に座り込みtwitterでの自分の発言に対する反応を待った。

少女は、あまりに集中していたためにのんが近づくのに気がつかなかった。

のんは、森のはじっこからするりするりと木の枝をつたってやってきた。
そして、少女の首元にぺとりと張り付いた。

『今日の斧、金だよー><』

少女は、自分の発言を発信するのに夢中でのんが自分の首元に張り付いて血を吸っているのにまったく気づくことが出来なかった。
もしかしたら、気がついていたかもしれないが、血を吸われても自分自身を世界中に発信しなくてはならなかった。

斧運びのバイトをもう1年もしているけど金の斧なんて初めて見たのだ。

ちゅうちゅう

のんは少女の血をどんどん吸った。
少女が興奮すればするほど、血が滑らかになりいい喉ごしだ。
のんの体は柔らかく見る見るうちに膨れていった。

いい喉ごしだ。とは思うんだけどさ。
君、アスパラガス食べただろ。
ちゃんと、皮を削がずに。
たまにあの、三角の固い部分が喉にあたる気がする。

皆さん、私のことを蛭だと思っていませんか?
違うんだな~。

私は夜です。

たくさん血を吸い終わったのんは、少女の首から離れた。
そして、ふわふわと空に浮いた。

少女が、携帯電話から目を離すと
あたりは真っ暗闇だった。
もう道もわからない。
どうしよう、もう夜になっちゃった。
風が森の木を揺らし、遠くでオオカミの鳴き声が聞こえる。
どっちへ進んでいいかわからない。
なんにも見えない。
携帯電話を頼りにしようと思っても、長い時間眺めていたので風前の灯火だ。

どうしよう。
このまま死んじゃうのかな
少女は涙を浮かべて空を見あげた。すると空から

「げえっ」

とげっぷが聞こえた。

のんがアスパラガスの三角の部分を吐き出したのだ。
アスパラガスの三角の部分はそのまま空に浮かび三日月となって輝いた。












2014年5月2日金曜日

松本の皆さん。ありがとうございました

29日は、松本でライブをさせていただきました。

かわいい雑貨屋さんTOCAさんには、なんとmiamiのCDを置かせていただいています!

ホテルの近くのいい雰囲気のスナック。素敵な歌声が聞こえました。


国宝。HO!


友達に教えてもらった。雰囲気良いコーヒー。まるも。


フリー湧き水。



miamiの相方、かじやさんが松本在住なので今回のライブが実現しました。

長野に住んでいる友達もわざわざ観に来てくれて、会えてすごく嬉しかったです。
ライブは、皆さんのおかげですごく盛り上がって楽しかったなあ。

この松本でのライブで、人生観が変わってしまった。

機会を与えてくれたかじやあいちゃん、松本の皆さん。そしてmiamiのことを気にしてくれている皆さん。いつもありがとうございます。


とても沢山の気持ちをこれからの作品にこめていけたらいいなと思います。





小説「東京地下鉄サブカルチャー線を作った男たち」


5/5(火)の文学フリマにて販売する本になります。
会場に私がぽつんとおりますので、よろしければ…。
会場一階の左手、【F-11】です。

表紙を、漫画家の若狭たけし先生に書いていただきましたのでものすごく
かっこいい本になりました。

収録作品は、ブログでは途中で書くのを辞めてしまったサブカルチャー線の話しと、
朗読会でも好評でした「ジュースの嬢王」の2作品です。

一冊500円です。よろしくお願いいたします!







2014年4月13日日曜日

おつかれさんま

長時間、眠らないために床に寝たり明るい場所で寝たりといった工夫をしながら
この期間を乗り切りました。口内炎が出来なかったのがせめてもの救いです。


数曲の歌詞をやっと、書き終えました。
自分よ、お疲れ様とタイカレーを作ったら少し失敗しました。
やっぱりカフェに行けばよかったかな。
でも、カフェは昨日行ったからな。



あ、これmiamiです〜。
松本でライブすることになりました。
この写真は、マニラでライブした時、泊まったホテルで撮りました。
窓がなくて、すごい怖かった。









2014年3月8日土曜日

いらっしゃい!かっぱ。寿司!

「何よそのへっぴり腰!もう一度やりなおし!」
鬼教官の厳しい声が店内に響き渡る。
「はい!」
皆、表情は真剣そのものだ。

ここは、かっぱ。寿司ドバイ店。
今日、オープンする回転寿司屋である。
たくさんのぴちぴちのかっぱ巻お寿司たちが回転台の前で緊張している。

「もっとしっかりランウェイ歩いて!お客様にちゃんと海苔をみせて!ちょっとそこ!シャリがはみ出てるわよ!」

このかっぱ。寿司では、エリートかっぱ巻しかお店に出れない。
皆、この店でお寿司になるために何年も修行してきたきゅうり達。
そして、今日ここで宝石のようなかっぱ巻になる。

「よし!集合!」
鬼教官が声をかけると、かっぱ巻たちは一糸乱れぬ形で100円皿の上に立つ。
「みんな、よくやったな。つらい修行によく耐えた。立派なお寿司になったな」
この長く辛い研修期間で初めて教官が笑顔を見せたため
教官が話している時は、微動だにしてはいけないのだが皆感激で少し震えてしまった。

その時、
「ハ〜イ!モウカッテマッカ〜?」
きゅうりたちのヘアメイクを担当するヴィダルサスーンが到着した。
ヴィダルは、サングラスを外してきゅうりたちをよく見ようとしたが
彼女達のあまりの眩しさに、またサングラスをかけねばならないほどであった。
「オー!ビューティホーキュウリサン!アーユーレディ?」

「YES!」

とその場にいた全員が答えた。
皆の気持ちはもう完璧に一つだ。

後は、お客様に食べてもらうだけ。

私たちを食べた瞬間、みずみずしい気持ちになるよ。

太陽を感じて。

宇宙を感じて…

な〜にがクールジャパンだよ!

熱く燃えたぎってない日本人なんかいないよ!


 

かっぱ。寿司ドバイ店は本日オープン!
可愛いくてフレッシュなきゅうりちゃんが貴方をお待ちしております!
「このブログを見た」で八海山を一杯サービス!

本日のみ夕方18:30からジョージクルーニーさんをお招きしてのトークショー
「エスプレッソと海苔巻と僕」がございます。
大変申し訳ございませんがこちらの整理券の配布はすでに終了しております。
整理券をお持ちの方は整理番号順に18時からお並びください。
整理券に書けるジョージクルーニーさんへの質問はお一人様一つでお願いします。

※当店には駐車場が2500車分しかございませんので混み合うことが予想されます。
電車でのご来場をおススメいたします(最寄り駅はDubai Intarnet 駅 東口です)

 
そして、
お店で働いてくれる女の子も大募集中‼
研修期間でも時給 1000ディルハム以上保証
カウンター越しの接客で安心
ドレス(海苔)などはこちらで支給します。

とってもやりがいのある仕事です!
素敵な仲間と一流のスタッフがあなたを\待ってま~す!/
 



2014年3月3日月曜日

2014年2月17日月曜日

先週読んだ本

夏目漱石「こころ」

男って最低ー
フリーターとか親かわいそー
奥さんマジでかわいそー
アイス食べたい♡




2014年2月14日金曜日

ばれんたいんでー

テレビとインターネットを今すぐやめて1人、部屋にこもれば
ただの素敵な雪の日ですね。

気がつくと暇な日になった私は、カフェで本でも読もうかしらと思います。
そこに屈強なカップルがいたのなら穴があくほど見つめてみよう。

昔、仕事でその場にたまたま居ただけの方にチョコレートをあげました。
職場の男人間に配給するチョコレートを購入するのに乗っていたロケバスのお兄さん
だったのです。

お兄さんにチョコをあげるとめちゃくちゃ喜んでくれました。
何度もありがとうございます、嬉しいなあと心から喜んでいるようだったので
私も気分がよくなり差し上げてよかったなと思ったその時


「小林さんて…お誕生日いつですか?」


と聞かれました。






お誕生日の日、何もなかった(^o^)/




2014年2月4日火曜日

元気がでる


今日はちらっと雪だった。




ヤフオク

大好きな作家の絶版本をみつけた。

ちょっと高いんだけども…
欲しいのでヤフオクに手を出してしまった。

ああ…私の物になってほしい。

私が一番好きな作家かも。
文章どころか、印刷されたページも本も生きてるみたいなんだよね。






フィリップシーモアホフマン亡くなってしまった。
「ハピネス」大好きな映画です。






2014年1月31日金曜日

箱めるモ!



先日、ゆるめるモ!×箱庭の室内楽「箱めるモ!」というCDが発売されました。
ゆるめるモ!さん、ハシダさん、箱庭の室内楽さん発売おめでとうございます。
http://tower.jp/article/news/2013/12/17/n08


私は、この中で5曲歌詞を書かせていただきました。
とっても好評なようで私もすごく嬉しいです。


インストアライブもたくさんあるようなので気になる方は
ぜひ遊びにいかれてはいかがでしょうか。

レコード店での展開もすごく大きいようなので私も見にいこうかな。



短期間で5曲も歌詞を書いたことがないので、とても勉強になりました。
がんばって書くのは底辺レベルで当たり前のことで、必ず人の心に刺さるものを作らなければならないしこの先何十年も聞いてもらえる名曲にするために私の出来ることは全部するつもりで製作しました。


出来ているといいよなあ…

私の作る物で今、楽しんでほしいし
将来出会ったことを自慢できるような作品を作りたいです。




今年は歌詞以外の作品もたくさん書いていきたいです。












2014年1月28日火曜日

『白玉ディスコ』歌詞


なんにもない どこへも行かない 淀んだリズムじゃ

やみくもに一歩踏み出すか だって 

色白もち肌 ステキなあなたを捜さなきゃ私は物語を構築できない   

ああ これ ください 

純真のあかし 白玉の粉を家に帰ってひたすらこねるわ

単純作業に異常に集中 
玉露の光り 
白玉みたいにつるりとすべりこみたい

ああ それも ください 

回る回るのはミラーボールじゃなくて 踊る乙女のハートの白玉
回る回るのはミラーボールじゃなくて 踊る乙女のハートの白玉
回る回るのはミラーボールじゃなくて 踊る乙女のハートの白玉
回る回るのはミラーボールじゃなくて 踊る乙女のハートの白玉


早く私を迎えにきなさい王子様
わがままお姫さま?
女の子って皆こうだわ!
寄り道しちゃダメ!いばら道
来てくれたらちょーーーー嬉しいし
進めゴーカート
お迎えするのは桃色ハート♡


2014年1月27日月曜日

温泉へ行くつもりじゃなかった

俺の周りでは家族やカップル、子供たちがぱしゃぱしゃと泳いだりのんびりと遊んでいる。
ここは、郊外の巨大アミューズメントパーク。
その中にある巨大な温泉プールは温泉地でもないのに、どこぞから温泉をわざわざ汲んで来ているらしい。
俺は、その中央に設置され、お飾りとして日々この平凡な風景を眺めている。

俺は、生まれてからずっと港から港へ世界中の海を渡ってきた。
シベリアの極寒の海でも俺は文句言わず、仲間たちを励ましてきた。
どんな嵐にだって真っ正面から立ち向かい、漂流しているあざらしがいたらこっそり甲板に乗せてやり仲間の元まで運んでやった。
世界中の屈強な船乗り達があこがれる貨物船、この俺そりたn号である。

そんな硬派な俺が…こんなチャラい享楽の一環に成り果てるなんて…


「そりたnさん。そんな浮かない顔しないでっ!温泉だって楽しいですよ。子供からお年寄りまでたくさんの方がこの『冒険温泉』に遊びに来ますよ〜!そりたn号は目玉なんですから!テレビにたくさん出れますよお〜!もう取材の電話鳴り止まないですぅ〜」
マネージャーが嬉しそうに声をかける
何が浮かないだ… 俺たち船にとっての最大の禁句だぞそれは。
こいつは業界では有名な敏腕マネージャーらしくあのタイタニック号もこいつのお陰で有名になったという話だ。

しかし…ちょっと、エンジンの調子が悪くなったからといって海の世界から引退させそうだなんて。

冒険温泉の敷地内には川が流れており、その川の流れは最終的に滝になりそりたnの周りの温泉に流れこんでいる。
24時間、どうどうと30メートルほどある滝から、いきおいよく水が流れていた。
くだらん物作りおって…とそりたnがあきれていると

「キャー!たっくんが!誰か助けて!」
と叫び声が聞こえた。
滝を観ていると三歳くらいの子が滝上の立ち入り禁止区内にいた。

「あぶない!あのままでは滝に飲み込まれてしまうぞ!」
とその場にいたお客たちが騒ぎだした。
子どもは、何もわからない様子で滝口の川の水に触ろうとし、そのまま水の勢いに飲まれてしまった。

「たっくん!」
母親らしき女性が膝から崩れ落ちる。

そりたnは、反射的にエンジンをかけた。
ゴゴゴと大きな音が冒険温泉に響いた。
子供が水面に叩きつけられるまでに助けなければ。
そりたnの脳裏には、あの日、助けたあざらしの姿が浮かんでいた。

「そりたnさん!何しているんですか!エンジンかけたら…もう、二度と…身体が動かなくなりますよ!やめてください…」
マネージャーが叫ぶ。そしてその声は泣き声に変わっていった。
「やめてください!そりたnさん…なんのためにあなたを温泉なんかにつれてきたか…わかってください!」


そりたnの耳には誰の声も聞こえなかった。

動け!俺の身体!

そして、ゆっくりゆっくりと滝に向かってそりたn号は進んでいった。

そして間一髪のところで滝から流れてくる子供をそっと受け止めた。

大喝采が起こった。
今や、冒険温泉中のお客さんがそりたnの周りに集まっていた。


「そりたnさーん!」
泣きながらそりたn号にかけよるマネージャー。
「だいじょうぶでずがあ〜〜!ぞりだnざーーん!」
涙と鼻水でぐじゃぐじゃの顔をしている。



マネージャー、声かけないでくれ

俺は今、温泉でのんびりしたい気分なのさ







2014年1月19日日曜日

ぜろ

ゼログラビティ観ましたか

観てから、悩み事相談してみてください





2014年1月17日金曜日

ペンよ

タイトルに意味ないです

咳がとまりません。
辛いです。

あの芸人さんて実は頭いい

とか

厳ついあのラッパーは実は優しい

などは事実なんでしょうが
営業妨害な気がします。



今は、また色々作業をしています。




2014年1月16日木曜日

寒さ

雪が降らないので、寂しいです。
今日は、噂のカレー屋に行ってみたのですが私の好みではなかったです。
ハーブ味といいますか。

ハーブごりごりです。

あと
私が苦手なお店は寒いお店です。
なぜ寒いのか理由を聞きたいです。
暖かい飲み物を頼んでもすぐに冷たくなります。
暖かいと回転が悪いという情報を小耳にはさみましたが。
外は寒く、中が暑い。これがマイルール…。

このカフェは暖かいな(室内の温度)というカフェがあれば教えてください。

いや、明日から暖かいお店を私が探します。

冷え性のみなさん!
乞うご期待!


2014年1月15日水曜日

戦えのぶちゃんちん

お姫様を助けに行く途中で、あっというまに敵に捕まってしまったのぶちゃんちん。
お姫さまに、このことが知れたら恥ずかしいことだ。

口にガムテープを貼られ、縄で両手を体の後ろで縛られ薄暗い地下のアジトで縛りあげられている。
敵のリーダーであろう男は白い軍服を、部下であろう数人の男たちは緑色の軍服を着て
のぶちゃんちんの周りをぐるぐると周っている。
そして、リーダーが

「ふははは。馬鹿なやつめ。火あぶりにしてくれるわ」

と躊躇せず手に持ったたいまつをのぶちゃんちんに焼べた。
「熱い〜!」
と心の中で叫ぶのぶちゃんちん。
「ふはははは!無様だな!さあ、こいつはほっておいて皆で祝杯だ」
敵のリーダーと部下たちはのぶちゃんちんを遠目で眺めながらサンドイッチを食べ始めた。

うぅ…熱い。熱すぎる。このまま俺は死ぬのか…

火はメラメラと高ぶり、のぶちゃんちんの身体を炎が包み出した。
絶体絶命ののぶちゃんちんだったが
炎はのぶちゃんちんを縛っていた縄も燃やしたので少し力を入れると両手の縄がちぎれた。
両手が自由になったのぶちゃんちんはなんとか火の粉を消した。
それから唇が荒れていたのを気にし、そっとそっと口に貼られたガムテープを剥がした。
そして、敵のリーダーの目の前までスタスタと歩いていき

「くそ熱いわ!」

と顔面パンチをした。
そして敵たちが食べていたテーブルの上のサンドウィッチを食べ
「美味っ!」
と叫び、ポケットからスマートフォンを取り出した。
スマートフォンは南部鉄器で出来たケースに入っているので火に包まれたところで
何のダメージもないのだ。
スマホのケースを外し、ケースで襲ってくる敵たちを倒しスマートフォンでは美味しいサンドウィッチの写メを撮りながら食べ続けた。
このサンドウィッチは美味しいし苺が入っており見た目も可愛い。
女の子が喜ぶ一品であるに違いない。

SNSで、写真をアップしたら反応が結構あるはず。

わくわくしたのぶちゃんちんであったが

でも姫を助けてから掲載しよう。
そこはエチケットというものだ。

と考えた。

冬物語

「マッチ、マッチはいかがですか…」
雪が降る夕暮れの街で、りっつんは震えながらマッチを売っていた。

何日もこうして寒空の中でマッチを売っているが一つも売れない。
道行く人は、りっつんの声に立ち止まりもせず帰路を急いでいる。

どうしよう…このままじゃ食べる物が買えない…
寒さと飢えで倒れそうになったその時、

「すみません…」
と二足歩行の猫が声をかけてきた。
「すみません…。マッチをわけていただけませんか?」
猫は、焼き芋屋のリアカーを引いていた。
「焼き芋が冷えてしまいまして…火がおこせなくて困っています…」
りっつんは、すぐさまマッチを一本差出し
「どうぞ使ってください」
と猫に渡した。

ありがとうございますと猫はマッチに火をつけてリアカーのたき火口に火をかざした。
ボゥゥと音を立て火が広がり、そのうち焼き芋の美味しい香りがしてきた。

「助かりました。あの…よかったらお礼に焼き芋をどうぞ」
猫はほくほくと煙を上げる芋をりっつんに差出した。
「ありがとうございます!いただきます!」
もう何日もまともにご飯を食べていないりっつんは焼き芋にかぶりついた。
「美味しい!」
「そうですか?たくさんあるので食べてくだいね!」
りっつんは、お腹がいっぱいになると改めて猫をまじまじと見つめた。
「なぜ、二足歩行なんですか?」
猫は、焼き芋の焼き石の位置をずらしながら
「いや〜。ウケるんですよ。こうでもしないと焼き芋売れないんで。でも写真撮るだけの人が多いかなあ…焼き芋、美味しいと思うんですけどね…」
と寂しい笑顔を浮かべた。

「美味しいですよ…あの…僕…猫さんのお芋、感動しました。僕も手伝います!」
「本当ですか…ありがとうございます…」
猫は感激で全身の立毛筋が震え上がった。
「こんな気持ち…初めてだ…ずっと一人で生きてきたから…」
「そうですか…でもこれからは焼き芋の火が消えそうになったら僕が火をつけますよ!」
街はどんどん陽が暮れて冷たい風が吹いていたが二人の未来は明るく温かなものであった。


サンキューベリー…マッチ

と、心の中で繰り返し続けた猫であった。

2014年1月11日土曜日

アクセ


こんばんは〜☆
↓アメリカで買ったアニーのピアス。かわいいかわいい。
2ドルくらい




















↑犬のネックレス。私がよく買い物に行くかわったかわいいお店が新宿にあったのですが
閉店してしまった…泣
あのお店のお姉さんどこに行ったの…。


薬で頭がぼーっとしています。



2014年1月8日水曜日

2014年

2013年は、大変お世話になりました。
みなさんのおかげで様々な体験ができました。
ありがとうございます。

2014年もよろしくお願いいたします