2012年3月15日木曜日

城好き彼氏、調子どう?

お手紙がきています。

「こんにちは。今日は野呂井先生に私の悩みを聞いてほしくてご連絡いたしました。実は私の彼のことなんです。私の彼はいわゆる「オタク」でどこにデートに行ってもうんちくを語りたがるので正直つらいです。あまりにも私のことをかまわず延々しゃべっているので逆にその対象がつまらなくなってしまいます。今度、大阪へ二人で旅行へ行くのですが彼が「城オタク」なので絶対大阪城とかに連れて行かれると思うとなんだか旅行自体にいきたくなくなります…。別れた方がいいでしょうか?こんなご託並べるだけで別に自分が城もってるわけでもねーのに私に上から目線で語られるとムカつきます。マジ、歴史とか過去の話してんじゃねーよって思っちゃいます。」

なるほど。
男の人の「城」に対するロマンは果てしないですからね。
そして、自分の好きな物に対するうんちくを語ってしまう性。
お城って権力の象徴ですから、ある意味彼氏は向上心の強い方なのではないでしょうか?
好きな物のこと語り出した彼氏はYou can't stopですからYou can't stop繋がりで語り出したらプリングルス急に食べ出したらどうですか?
①とにかく奇行に走って語りを阻止するという愛らしい作戦。

②場所が大阪城ということですから、ここは一つ勝負に出てみるのもありではないでしょうか?
大阪城というのは秀吉が建設した「難攻不落」で有名な城。
(絶対、彼氏さんは天守閣の一番上に上って「これが秀吉が見た景色かあ~」って悦に入りますよ!)
そこでぜひ、あなたも彼氏に対抗して現代の技術を駆使してエセ秀吉(彼氏)をぎゃふんと言わせましょう。
そこであなたが出すカードは「ウィリアム・ぺダーセン」。
キタコレ。そう六本木ヒルズの森タワーの建設したひと。
六本木ヒルズって何度行っても迷いませんか?
現代の城でしょあれは。
建物の中のあの変態っぽい作りといい、外見は兜を意識してるようなんですが
きびなごでしょ。あれは。秀吉も油断しますよ。うふふ。

「どうよ秀吉(彼氏)、あんたも相当すごいけどウィリアムのディフェンスもなかなかすごいわよ。だから今度六本木ヒルズに映画観に行かない?」

コレで決めてください。

【木曜日担当相談員 野呂井久美子】