2014年10月29日水曜日

miami パーカー2014 受注販売予約しています!

※ボディを変更いたしました。


平素より大変お世話になっております!

miamiだよ〜〜
パーカー作ります〜〜
パーカー好きの皆、あちゅまれ〜〜〜〜!!!
↓イメージです↓

グレー地に、赤文字(サーフィンしてる人部分は黄色)になります。
先日発売したTシャツと同じデザインです(miami部分が波うっています)
(写真はTシャツです)


サイズなどは↓


【厚さ】
10.0oz
サイズ
S
M
L
XL
XXL
身丈
62
66
70
75
80
身幅
52
55
58
63
68
肩幅
44
48
52
55
58
袖丈
56
60
61
62
63

こちらを参考になさってください。

※ジップアップパーカーの真ん中に印刷する大胆情熱的なスタイルになっております。多少のズレが生じる場合がございます。価格は¥6000(XXLのみ¥6500)となっております。12月頭くらいに出来上がる予定です。

締め切りは11月15日中です。よろしくお願いいたします。


お渡し方法などは、また後ほどお知らせさせていただきます。
別途、配送料がかからないようにしたいと思っています。

miamikaikai@gmail.com まで、お名前、サイズ、枚数をご連絡ください。


よろしくお願いいたします。

SHOP miami










2014年9月11日木曜日

幽霊会議⑤

「おーい!喧嘩はやめなさい!」
神さまが、一声出すとその場にいた全員が喧嘩をやめて
神さまの元に集まった。

すごい。さすが神さまだわ…。初めてお会いしたけど…か、かっこいい!

久美子は感激した。
神さまは、白い半袖Tシャツにカーキ色でゆったりめの麻のパンツをラフに履きこなしていた。浅野忠信さんみたいと久美子は頬を赤らめた。無精髭なんか生えてるのに甘い香りがする…

「なんだよー? 何、揉めてんの?」

「この人たちがおにぎり屋を作るのをじゃまするんです!」
お姉さんは、髪の毛をぐちゃぐちゃにされたまま神様に訴えた。
黒装束女もお姉さんを押しのけて神様に訴える
「こいつぅ。一人で勝手なことしてんだ!幽霊の秩序を著しく乱してんだよ!」

「おにぎり?」
神さまは、眉毛をぴくっと動かした。

「いいじゃん?」
お姉さんの顔はパァっと明るくなる。

「ありがとうございます!」

「うん。今、食べられる?」

「え!あ、はい!」

「やったー」
と神さまが喜ぶと、黒装束軍団が引き連れてきた雲がもくもくと椅子とテーブルに
変身した。

お姉さんと久美子は腕まくりをして準備にとりかかる。その様子を黒装束軍団は悔しそうに見ている。

最初のお客さんが神さまなんて幸先いい。
二人は緊張と興奮で手が震えた。

「二つね」

「はいィ!かしこまりィましたァァ!」

お姉さんが慣れた手つきで塩むすびを握っている間、久美子は海苔を適当な大きさに切り

「海苔はサービスです!お好きなだけおにぎりに巻いてください!」

とテーブルに置いた。

続いてお姉さんがおにぎりを持ってきた。

「お待たせいたしました!」
お姉さんの結んだ三角のおむすびは、テーブルの上でキラキラと輝いた。

「うおー!美味しそう」
神さまは、おにぎりを一つ手に取り米が見えなくなるまで海苔を巻いた。
そして、
「ほら。君も機嫌なおしてさ。黒が好きなんだね」
と黒装束女に近づいた。そして、女のおでこに三角の海苔結びを当て
「似合うよ〜〜」
とおちゃらけ、その場にいた全員のハートを打ち抜いた。

「あ、あ、あ」

黒装束女は、言葉にならず真っ赤な顔で海苔ぬすびを受け取った。

「そんで、白い方のおにぎりは…」
といいながら神さまはテーブルの上のもう一つのおにぎりを掴もうとした。

その瞬間、風がなびいて雲のテーブルが傾いた。

「ああ!」

みるみるうちに白いおにぎりは、空の下に落ちていった。

「ごめんなさい。白いのは君たちにあげようと思ったのに…」
とお姉さんと久美子を見た。

「いいいいいいいいいいいですいいですいいです!!!」
二人はずぶ濡れのブルドッグほど顔を振った。
「また、作ればいいんですから!」

「ううう。オレってドジだな。最初のおにぎり食べてもらって仲直りしてもらおうと思ったのに…」

神さまががっくりとうな垂れると、

「仲なおりしますします!」
と黒装束女が飛んできた。
「ホントォ?」
神さまがうっすら涙ぐむと
「本当です!ほら!」
と黒装束女とお姉さんは笑顔で抱き合った。
「もう、喧嘩しないでね」

「はいィィィィ!」

その場にいた全員が声高く叫んだ。

2014年9月5日金曜日

幽霊会議④

雨雲がどんどん近づいてくると、それは雨雲ではなく白い雲の中に黒装束を纏った女の人達が埋もれているのだった。

久美子とお姉さんの前にやってくると、女の人達は、雲からふわっと離れた。

「あんた。マジでウザいんだけど」

黒装束軍団の、総長がお姉さんに掴み掛からんばかりに近づいた。

久美子は、驚いた。

あんな色の装束…どこで売ってるの!?私が、ハンズに買いに行った時には売ってなかったよ!かっこいい…。あんな、黒装束で脅かされたらどんな人間だってイチコロね…。

「あんたこそ、いつも私のじゃまをして何なのさ?」

お姉さんも負けていない。黒装束女の肩を乱暴に突いた。

「何すんだよ!このやろう!」

黒装束女が金切り声をあげ、チーターのように牙をむき出したのを合図に
周りの黒装束軍団がお姉さんを囲み、殴りかかった。

「なんでよっ!なんでっおにぎり作っちゃいけないのよっ!」
お姉さんは、泣きながら黒装束軍団に掴み掛かる。
空は、大変な騒ぎになってしまった。

久美子は携帯電話を取り出した。

この場を収めてくれる人を呼ばなくちゃ…誰…誰を呼べばいいの…

携帯電話の連絡先を震える指で触る。

そして、『神さま』の電話番号で指が止まる。

神さま!に電話していいのかな!

携帯電話を登録した時に、デフォルトで神様の連絡先が登録されている。
しかし、友達ではないのでこちらから連絡することはない。
よほどのことがない限り…

「今がよほどのことよ!えい!」

久美子は思い切って神さまに電話をかけた。








2014年8月28日木曜日

幽霊会議③

「おまえらみたいな小娘に、おらの大事な米はやらん!」
新潟の米農家、友蔵は空に向かって怒鳴った。

「お願いします!霊感が強い農家さんてなかなか居ないんです!」

「絶対、おいしいおにぎり作りますから!」

久美子とお姉さんは、頭を下げた。
お姉さんは、やっと霊感の強い米農家を見つけた。
幽霊が、農家と契約するのは至難の技だ。
このチャンス、逃すわけにはいかない。
霊界でも、おいしいおにぎりを食べれるようにしたい。
そんなお姉さんの熱い気持ちに、久美子は感動していた。
こっちに、来たら人(彼氏)を脅かそうということしか考えなかった自分が恥ずかしい
とさえ思った。

「お願いします!」

お姉さんと一緒に、頭を下げた。

「友蔵さんのお友達にも、絶対届けますから」

お姉さんのこの一言が響いたのか、友蔵はお姉さんと契約をしてくれることになった。

「お前さんたち、おかしいよな」
麦茶を飲みながら、友蔵はつぶやいた。
「勝手に、持っていけるのによ」
「そんなことしたら、私たちの評判が下がるわ。私、嫌なんです。勝手に人の物動かしたり、暗闇で待ち伏せしたり…でも、皆、このおにぎりを食べればきっと改心すると思う」
「ふむ」
「友蔵さん!ありがとう!きっとおいしいおにぎり作りますから」
「はいよ。気をつけて」

久美子とお姉さんは、大量の米俵を抱えながら新潟を去った。

「よかったですね、きっと、おいしいおにぎり出来ますね!」
久美子がお姉さんの顔を見ると、お姉さんは思いのほか厳しい表情をしていた。
「これからが大変よ。ほら、みてごらん!」
お姉さんの視線の先に、雨雲が立ちこめていた。雨雲はものすごい勢いで久美子たちの方へ向かってくる。
「あいつら…、いつもじゃましやがって。やるしかないわ…」
お姉さんは、米俵をひゅんっと頭に乗せ、両手をぶるぶるっと震わせた。

喧嘩が始まる。久美子は直感した。








2014年8月22日金曜日

幽霊会議②

この燃えたぎる炎のように人を好きになりたい。

典子は、目の前の焚き火にまた一つ薪を焼べた。
すると炎はまた少し、天に延びた。

「私たち、もう別れない?」
タカシは、驚いて典子を見た。
「え?何で?」
「ダメだと思う…私達…価値感が違うんだと思うわ…」

タカシは、手に持っていた細い枯れ枝をぐっと握りしめた。
「…焼きおにぎりのこと…まだ怒ってるのか?」
先ほど、二人は喧嘩をした。
タカシは典子が、典子はタカシが塩むすびを持ってきていると思い込んでいた。
キャンプのクライマックスは焚き火で作る焼きおにぎりだったのだ。

「そんな…じゃあ、今からコンビニ行っておにぎり買ってくるよ」
「こんな山奥にコンビニがあるわけないでしょう」
「でも…俺がおにぎり忘れたから…ていうか俺は典子が持ってきてくれるかと思っていたわけだけれども…つーか…そんなことで別れるとかいうなよ!」
タカシは、枯れ枝を炎の中に投げつけた。

「大きい声出さないでよ。タカシっていつもそう!野蛮なのよ!」
「なんだよ!野外でキャンプしようって奴が野蛮じゃなくてどうするんだよ。くそ!」
二人の声が暗い山にこだまする。
「そうだよ。俺は野蛮だ!もう典子の好みの草食系男子は金輪際お断りだ!このくそ暑い真夏に長袖Tシャツ着てられっか!」
タカシは着ていた長袖を脱ぎすてて焚き火の中へ投げ込んだ。
「ちょっと!私があげたセントジョームスのボーダーTシャツに何するの!最悪…最悪よ」
典子は泣き出した。
「んだよっ。泣くなよ!ちょっと車でおにぎり買ってくるからさ!」
典子は顔を覆って泣いており、タカシの方を見もしない。

タカシは上半身裸で、車に乗った。

コンビニなんかなかったけど、車を走らせた。


夜の山道は真っ暗だ。
車のヘッドライトの明かりの先の暗闇はいつまで続くのか、タカシにはわからなかった。

気がつくと道が二股に別れていた。

タカシは、車を止めた。

おかしい。来た時は一本道だったはずだ。
なんだか、嫌な予感がした。

タカシは手にじっとりと汗をかいた。










2014年8月7日木曜日

幽霊会議①

久美子は5年の修行を終えた。

あとは、タカシに復讐するだけだ。

天上界ハンズで購入したおばけのコスプレを着て、夜道で待ち伏せだ。
おばけのコスプレは、クオリティによって値段が違った。
お金が無いので安いのを購入したが暗いからあまり気がつかれないはずだ。

白装束に着替え、まだ夕暮れの虎ノ門ヒルズ上空をふわふわと浮いていると
知り合いのお姉さんが新橋方面からふわ〜とやってきた。

「あれ。あんた久しぶり。何その格好?」
お姉さんは、いぶかしそうな声を出した。
「彼氏を怖がらせてやろうと思い、怖がられそうな態度、声を学べるセミナーに通ってました」
「へえ」
お姉さんは何となく機嫌が良くなさそうだ。
「えっと…。生前つきあっていた彼氏が、私がこっちきたら三ヶ月で新しい彼女作ったんですよ。呪ってやろうと思いまして…」
「あんた。そんなことしてどうすんのさ」
「え。でもセミナーも5年もいったし…幽霊ってそういうものではないのですか?」
お姉さんは前髪をかきあげながら、ため息をついた。
「あんたみたいのが、いるからいつまでも私たちは『怖い』って言われるんだよ…それに新しい女作られたくらいで呪うとか、マジ、メンタル弱すぎるんだよ」
久美子はショックを受けた。
こっちの世界の人は、大抵、自分のように幽霊塾に通い卒業したら実地に出るのが通常だと思っていた。
恨みがないものは、お花畑でお釈迦様とジェンカをする。
「そんな…。だって…タカシ…あんなに泣いてたのに…しかも、私の親友と…」
久美子の目から涙が溢れた。
呪うなんてバカバカしいと自分でも薄々感じていたのだ。
でも、タカシが自分を忘れてしまっているのではと不安だったのだ。
「私、呪うのやめます!」
久美子は勢いよく白装束の帯を引っ張った。
「そうそう。そんな服あんたに似合わないよ!ほらこれ食べな」
お姉さんは、久美子におにぎりを渡した。

「美味しい!」
「でしょ?私、おにぎり屋さん始めるつもりよ。あんたも手伝いな!」







2014年8月6日水曜日

メロンVSレモン

果肉→メロン(美味しい)レモン(すっぱい)
ジュース→メロン(美味しい)レモン(すっぱい)
果汁をからあげに→メロン(まずい)レモン(美味しい)