https://www.youtube.com/watch?v=JM5gRMCgPhQ
この曲は、昨年公開されたゆるめるモ!主演映画「女の子よ死体と踊れ」の主題歌として製作された曲です。
私は、映画が好きで映画のサントラCDというものが大好きなので、自分が映画のサントラCDに関わることが出来てすごく嬉しかったです。
朝倉加葉子監督の本作は、今週末に行われるゆうばり国際ファンタステック映画祭でも上映されるので、ご覧になられる予定のある方はぜひ楽しみにしていてください。
DVDになる予定もあるみたいです。
この曲は、作曲はハシダカズマさんですけどもすごくグッときますよね…。
この曲を製作している時期はゆるめるモ!のonly you(これもハシダさん曲)っていうこれまたとんでもない大作を作っている時期でもあったので、大変でした。
よくがんばったよな……。途中で泣きそうになった思い出が……。
寂しい時には寂しいとだけ言えばいいんだよ、みたいな歌詞を書いていきたいな
と思います。大抵皆ピュアな人間なのに、余計な言葉をくっつけてくるよなあと思う。
余計な言葉や気持ちの殻をつるっと綺麗なゆで卵のようにむいてあげたいという目標。
2016年2月24日水曜日
2016年2月12日金曜日
バンドやろうぜ⑦〜ウインナー編
ライブの後、居酒屋で打ち上げが行われた。
「乾杯!」
シャウエッセンが少しかすれた声で叫ぶと、
メンバー達も笑いながらコップに注がれたビールを次々飲み干していった。
「いっや〜!今日もライブ最高だったんじゃね?伊東ハムの社長も超ノリノリだったって話し」
「マジ?ま、そうだろうな〜。今日の俺たちヤバかったもんな!」
「オレも、ファン増えちゃったかも!」
はしゃぐ3人をよそに、シャウエッセンはうつむいていた。
アルトバイエルンがシャウエッセンを気遣うように語りかけた。
「シャウ。大丈夫かよ?まあ、彼女がいなくなって大丈夫なわけないだろうが…。でも、俺たち食物は、いつかは食事になるんだぜ?彼女さん、美味しいトマトスープになれたんだろ?皆、美味しいって喜んでたじゃないか」
シャウエッセンも、それはわかっていたことだった。
「でも…、ライブ観て欲しかったよ」
「…。また新しいトマト探せよ」
打ち上げからの帰り道シャウエッセンは、成功したライブよりもずっとトマトのことを考えていた。
あんな、いい女いねえよ。ごめんな。俺、絶対ビックになるからさ!
アパートに着くと、
たしか、缶ビールが何本があったはずだと冷蔵庫を開けた。
シャウエッセンはまだまだ酔い足りなかった。
すると、缶ビールの横に瓶に入った赤いジャムのような物があった。
ケチャップだ!まさか!
瓶の蓋を開けるとトマトの香りが部屋中に広がった。
トマトが、残してくれた最後のお土産は、シャウエッセンに最もあうトマトケチャップだったのだ。
シャウエッセンは、自分の身体にケチャップを塗りたくり真っ白いパンのような布団に包まった。
その夜は、トマトと一緒にニューヨークでホットドックを食べる夢を見た。
おしまい
「乾杯!」
シャウエッセンが少しかすれた声で叫ぶと、
メンバー達も笑いながらコップに注がれたビールを次々飲み干していった。
「いっや〜!今日もライブ最高だったんじゃね?伊東ハムの社長も超ノリノリだったって話し」
「マジ?ま、そうだろうな〜。今日の俺たちヤバかったもんな!」
「オレも、ファン増えちゃったかも!」
はしゃぐ3人をよそに、シャウエッセンはうつむいていた。
アルトバイエルンがシャウエッセンを気遣うように語りかけた。
「シャウ。大丈夫かよ?まあ、彼女がいなくなって大丈夫なわけないだろうが…。でも、俺たち食物は、いつかは食事になるんだぜ?彼女さん、美味しいトマトスープになれたんだろ?皆、美味しいって喜んでたじゃないか」
シャウエッセンも、それはわかっていたことだった。
「でも…、ライブ観て欲しかったよ」
「…。また新しいトマト探せよ」
打ち上げからの帰り道シャウエッセンは、成功したライブよりもずっとトマトのことを考えていた。
あんな、いい女いねえよ。ごめんな。俺、絶対ビックになるからさ!
アパートに着くと、
たしか、缶ビールが何本があったはずだと冷蔵庫を開けた。
シャウエッセンはまだまだ酔い足りなかった。
すると、缶ビールの横に瓶に入った赤いジャムのような物があった。
ケチャップだ!まさか!
瓶の蓋を開けるとトマトの香りが部屋中に広がった。
トマトが、残してくれた最後のお土産は、シャウエッセンに最もあうトマトケチャップだったのだ。
シャウエッセンは、自分の身体にケチャップを塗りたくり真っ白いパンのような布団に包まった。
その夜は、トマトと一緒にニューヨークでホットドックを食べる夢を見た。
おしまい
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